RSウイルス母子免疫ワクチン『アブリスボ』の接種について

2025.03.01

当院では、従来は専用の接種予約枠を設けていたRSウイルス母子免疫ワクチン『アブリスボ』の

接種について、2025年3月1日より妊婦健診時に接種いただけるように変更いたします。

 

接種方法の変更に伴い、今後は

①妊娠28週の妊婦健診時に接種希望の旨をお申し出いただく

②妊娠30週の妊婦健診時にワクチン接種を行う

という運用に変更させていただきます。

 

尚、メーカーが推奨している接種期間は『妊娠24~36週の妊婦さん』となっておりますので、

30週以後の接種をご希望の場合には担当医までご相談ください。

(当院では34週前の接種完了をお願いしております。)

 

★投与方法:0.5mlを1回、筋肉注射します。

 

★価格:33,000円

 

【RSウイルス感染症とは】

RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって起こる呼吸器の感染症です。

感染力が高く、新生児や乳幼児が感染すると、症状が重くなる可能性があります。

特に生後6カ月未満の赤ちゃんの免疫は未成熟であり、RSウイルスに感染すると重症化

することがあるため注意が必要です。

 

【RSウイルス母子免疫ワクチン/アブリスボとは】

アブリスボは、RSウイルス感染症を予防するワクチンです。

妊娠中の方が接種することで体内で抗体が作られ、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。

赤ちゃんは生後数ヶ月の間、免疫が十分ではありませんが、アブリスボはその期間を含めて

RSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されます。

 

【参考資料】

日本産科婦人科学会 RS ウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ®筋注用)が接種可能となりました!

日本小児科学会 RS ウイルス母子免疫ワクチンに関する考え方

 

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