産まれてくる赤ちゃんをRSウイルス感染症から守るために、当院では希望者の患者さまを対象に
RSウイルス母子免疫ワクチン『アブリスボ』の接種を開始します。
ワクチンの接種を希望される方は妊婦健診時に担当医までお申し出ください。
★対象:妊娠24~36週の妊婦さん(メーカー推奨期間)
※当院では34週までの接種完了をお願いしております
※34週を超えて接種をご希望の場合には担当医までご相談ください
★投与方法:0.5mlを1回、筋肉注射します。
★価格:33,000円
【RSウイルス感染症とは】
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって起こる呼吸器の感染症です。
感染力が高く、新生児や乳幼児が感染すると、症状が重くなる可能性があります。
特に生後6カ月未満の赤ちゃんの免疫は未成熟であり、RSウイルスに感染すると重症化
することがあるため注意が必要です。
【RSウイルス母子免疫ワクチン/アブリスボとは】
アブリスボは、RSウイルス感染症を予防するワクチンです。
妊娠中の方が接種することで体内で抗体が作られ、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。
赤ちゃんは生後数ヶ月の間、免疫が十分ではありませんが、アブリスボはその期間を含めて
RSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されます。
【参考資料】
日本産科婦人科学会 RS ウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ®筋注用)が接種可能となりました!
日本小児科学会 RS ウイルス母子免疫ワクチンに関する考え方